5月の引越し費用の相場は?ゴールデンウィークに引越しはアリ?
引越しのハイシーズンは、1年の中で3月・4月といわれています。それでは5月に入ると引越し料金は安くなるのでしょうか。5月はゴールデンウィークがあるため、ほかの月と比べて引越し料金の相場がどうなのか気になるところです。
この記事では、5月の引越し料金相場や5月の引越しにタイミングの良い日、引越しの費用を少しでも安くするポイントなどをお伝えします。5月に引越しを考えている人はぜひ参考にしてください。
目次
5月の引越し料金相場は?ゴールデンウィークは高くなる?
5月は、引越し業者にとっては通常期にあたります。3月・4月の引越しのピークが終わり、引越しの予約も落ち着いてくる頃なので、引越し料金は比較的安くなります。引越し業者の予約が取りやすくなるうえ、料金の交渉もしやすくなります。
5月は希望の日時や予算で引越しできる可能性が高くなるでしょう。5月の引越し料金の相場は、移動する距離や人数、荷物の量によっても異なりますが、一般的に繁忙期に比べて2〜3割ほど安くなるといわれています。
また、5月の引越しは3月・4月と比べて物件が探しやすくなる点も魅力です。引越しのピークを越えているので、じっくり内見して新居を決められるでしょう。さらに引越しに伴う役所での手続きや、水道ガス電気などの利用停止・開始の手続きも5月に入ると落ち着くので、ゆとりを持って行えます。
ただし、ゴールデンウィーク中の引越し料金は、繁忙期並に高くなります。出かける人も増えるため、交通渋滞に巻き込まれて、予定通りに引越し作業が進まない可能性も高くなります。
5月の引越し料金相場【年間比較】
5月の引越し料金の相場を年間で比較してみましょう。荷物の少ない単身者、荷物の多い単身者、2人家族、3人家族、4人家族と世帯人数別に見ていきます。
荷物の少ない 単身者 |
荷物の多い 単身者 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 47,189円 | 64,776円 | 75,567円 | 93,538円 | 124,574円 |
2月 | 48,617円 | 62,594円 | 83,686円 | 100,637円 | 129,057円 |
3月 | 58,168円 | 87,643円 | 118,811円 | 153,053円 | 188,056円 |
4月 | 55,010円 | 81,943円 | 108,299円 | 127,782円 | 161,086円 |
5月 | 50,365円 | 66,955円 | 84,425円 | 104,215円 | 131,126円 |
6月 | 50,193円 | 63,121円 | 83,135円 | 97,903円 | 119,801円 |
7月 | 48,053円 | 67,773円 | 77,581円 | 104,334円 | 135,284円 |
8月 | 45,746円 | 58,447円 | 81,582円 | 93,941円 | 134,292円 |
9月 | 49,332円 | 59,896円 | 79,931円 | 100,672円 | 123,822円 |
10月 | 45,989円 | 62,489円 | 81,126円 | 101,707円 | 126,909円 |
11月 | 47,022円 | 56,935円 | 75,841円 | 109,692円 | 120,526円 |
12月 | 45,033円 | 64,202円 | 79,993円 | 98,735円 | 123,888円 |
もっとも引越し料金が高い3月・4月に比べると、5月はどの世帯でも引越し料金が下がっているのがわかります。
5月の引越し料金相場【月間比較】
続いて、5月の引越し料金相場を月間の上旬・中旬・下旬に分けて見ていきます。荷物の少ない単身者、荷物の多い単身者、2人家族、3人家族、4人家族別で、引越しをする距離は平均で出しています。
5月上旬 | 5月中旬 | 5月下旬 | |
---|---|---|---|
荷物の少ない 単身者 |
34,000円 | 31,500円 | 35,000円 |
荷物の多い 単身者 |
41,750円 | 40,000円 | 47,220円 |
2人家族 | 70,000円 | 70,000円 | 70,000円 |
3人家族 | 70,000円 | 80,000円 | 80,000円 |
4人家族 | 88,560円 | 85,000円 | 86,000円 |
5月の上旬・中旬・下旬ともに料金には大きな差はありません。3人家族の場合は、ゴールデンウィークがある5月上旬よりも中旬や下旬の方が高くなる傾向にあります。
5月の引越し料金相場【世帯人数別】
5月の引越し料金相場を、引越しをする距離別・世帯別に分けて上旬・中旬・下旬で比較してみます。
【5月上旬】
荷物の少ない 単身者 |
荷物の多い 単身者 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
~15km未満 | 28,412円 | 30,000円 | 60,000円 | 70,000円 | 111,000円 |
~50km未満 | 30,000円 | 37,000円 | 75,000円 | 80,000円 | 129,000円 |
~200km未満 | 40,000円 | 55,000円 | 90,000円 | 122,000円 | 138,000円 |
~500km未満 | 44,000円 | 77,000円 | 127,500円 | 162,860円 | 347,000円 |
500km以上 | 48,000円 | 100,000円 | 200,000円 | 310,000円 | 458,000円 |
【5月中旬】
荷物の少ない 単身者 |
荷物の多い 単身者 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
~15km未満 | 27,000円 | 30,000円 | 60,000円 | 70,000円 | 70,000円 |
~50km未満 | 30,000円 | 35,000円 | 75,000円 | 95,000円 | 101,000円 |
~200km未満 | 35,500円 | 54,000円 | 100,000円 | 134,500円 | 143,000円 |
~500km未満 | 60,000円 | 80,000円 | 131,800円 | 179,000円 | 270,000円 |
500km以上 | 65,000円 | 90,000円 | 185,000円 | 259,500円 | 276,000円 |
【5月下旬】
荷物の少ない 単身者 |
荷物の多い 単身者 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
~15km未満 | 27,000円 | 32,000円 | 54,000円 | 77,300円 | 78,000円 |
~50km未満 | 30,000円 | 41,000円 | 70,000円 | 95,000円 | 126,500円 |
~200km未満 | 50,000円 | 54,500円 | 84,000円 | 91,800円 | 130,000円 |
~500km未満 | 60,000円 | 70,000円 | 170,000円 | 200,000円 | 213,000円 |
500km以上 | 65,000円 | 86,400円 | 235,000円 | 310,000円 | 330,000円 |
5月のゴールデンウィークに引越しをする際に注意すべきことは?
5月に引越しを考える際、仕事や家族の学校などの都合でどうしてもゴールデンウィークに引越ししたい場合もあるでしょう。
ゴールデンウィークに引越しをする場合は、ほかの5月の日程とは料金も状況も異なります。ゴールデンウィークに引越しをするときの注意点をお伝えします。
地域によっては雨になりやすい
ゴールデンウィークに引越しをする際は、地域によっては雨が降りやすい気候になる場合があります。関東や東海、東北や北海道などでは、ゴールデンウィークは晴れの日が多く爽やかな天気のイメージがありますが、沖縄や九州の南の方はゴールデンウィークはすでに梅雨入りするシーズンに差し掛かります。
雨の日に荷物の搬出や搬入をする場合は、家具や大型の電化製品などが濡れて故障してしまったり、衣類が濡れてカビが発生する原因になったりする可能性もあります。
あらかじめ引越し先のゴールデンウィーク頃の気候を調べて、雨が降りやすい地域であれば、荷作りや梱包のときに濡れないよう資材を準備しておくと安心です。
渋滞する可能性がある
ゴールデンウィークは多くの人が休みになるため、帰省したり遠出の旅行に出かけたりします。マイカーだけではなく、レンタカーで出かける人も増えるので、いつもよりも道路が渋滞する可能性が高くなります。
そのため、引越し業者のトラックが渋滞に巻き込まれて到着が遅れる、最初に聞いていた時間までに新居に荷物が届かないなどのケースが発生します。予定通りに引越しの準備ができない場合があることを想定しておきましょう。
ゴールデンウィーク中に引越しをするときは、トラックが遅れてもいいように早めの時間に引越し業者の予約を取っておく、引越しの翌日も予備日として荷解きができるよう空けておくなどの工夫が必要です。
新居までの移動手段を確保する
ゴールデンウィークに混雑するのは道路だけではありません。電車やバスも混み合います。特に予約が必要な飛行機や新幹線、特急や高速バスは、行楽地へ出かける人や故郷に帰省する人で混み合い、早めの時期から満席になるケースも少なくありません。
引越し先までの移動手段が、予約しなければ乗車できない乗り物を使う必要がある場合は、なるべく早めに予約を入れるようにしましょう。引越しの準備で慌ただしく、引越し先までの移動手段の確保がぎりぎりになってしまうと、移動したい日に移動ができなくなる可能性があります。
また時間をかけて遠回りするルートしかなかったり、ホテルに宿泊しなければいけなくなったりと、余計な時間とお金が必要になることもあるでしょう。
5月の引越しに良いタイミングは?安い日はいつ?
5月の引越しに良いタイミングや安い日を紹介します。
どうしてもゴールデンウィークに引越しをしなければならない場合は、ゴールデンウィークの後半がおすすめです。5月中でもゴールデンウィークは、引越しをする人が増えるため料金を割高に設定している引越し業者もあります。
特にゴールデンウィークの前半に引越しをして後半でゆっくり荷物を片付けるというスケジュールを組む人は多いので、前半の引越しは混み合います。後半に引越しをする方が混雑を避けられるでしょう。
また、ゴールデンウィーク明けの平日も良いタイミングです。5月の引越し料金は通常期でも土日や祝日は高めの料金設定にしている引越し業者が多いので、平日を狙うと引越し料金を安く抑えられます。
5月の引越し費用を少しでも安くするコツ3選
5月の引越し料金を少しでも安くするポイントをお伝えします。5月は通常期なので、繁忙期よりも引越し料金を下げている引越し業者も少なくありません。しかし、土日や祝日、ゴールデンウィークは高めの料金設定になっています。
引越しをする日を検討するだけではなく、自分で引越し前にできることを行うことで、引越し料金をより安くできます。
不用品を処分する
引越し料金は、引越しをする日と引越しをする人数、距離、運ぶ荷物の量によって変わります。荷物を減らせば引越し料金も安くなるので、不用品があるなら引越し前に処分するといいでしょう。
古くなって買い換えようと思っていた家電製品や家具などを引越し前に処分しておけば、引越しの荷物は大幅に減らせます。不用品の回収や買取も行っている引越し業者に引越しを依頼すれば、不用品の処分も同時に行えるので手間が省けます。
相見積もりを取る
通常期であっても、引越し料金は引越し業者によって違います。1社の引越し業者の見積もりだけではなく、必ず相見積もりを取ってほかの引越し業者との料金の比較をしてから、どの引越し業者にするか決めましょう。
引越し料金を比較するときは、料金だけではなく含まれるサービスやオプションの値段も確認してください。「一番安い引越し業者に決めたら最低限のサービスしかついていなく、いろいろオプションをつけたら結局高くついた」とならないようにしましょう。
値引きの交渉をする
引越し業者から見積もりを取るときに、値引きの交渉をしてみましょう。繁忙期の場合は、引越しをする人が多く予約がどんどん入るため、引越し業者は値引きをしなくても仕事を受注できます。
しかし5月は繁忙期ではないため、予約があまり入っていない日なら値引きに応じてくれる可能性もあります。狙い目は5月の平日です。他社の見積もりを取って料金を比較しながら引越し業者に値引き交渉すると、最初の値段よりも割引してくれる可能性があります。
5月の引越しに縁起が良い日ってあるの?
5月の引越しで縁起が良い日を紹介します。一般的に引越しをするときは、大安や友引が好まれます。そのため大安の日の引越し料金を高めに設定している引越し業者もあります。縁起を気にするなら、5月の大安や友引を選ぶといいでしょう。
また、先負や先勝も引越しをしてはいけない日というわけではありません。先負は午前中がよくないので、午後から引越しすれば問題ないとされています。先勝の場合は午前中に引越しを済ませてください。
あまり縁起を気にしないなら、引越しをする日に仏滅の日を選んでも問題ありません。引越しの件数が少なめになるため、値引き交渉がスムーズにいく可能性もあります。
5月に引越しをするなら引越バービィー
5月に関東での引越しを考えているなら、引越バービィーがおすすめです。単身から家族までさまざまなプランがあるので、予算やサービス内容に合わせてぴったりのものが選べます。また、引越しバービィーは繁忙期や土日などにかかわらず予約ができるので、ゴールデンウィーク中に引越しをしたい人にもおすすめです。
不用品の買取も行っているので、いらない家具や家電を買い取ってもらって、引越し料金をさらに安くすることもできます。見積もりは無料なので気軽に問い合わせてみましょう。
まとめ
5月は、3月や4月の繁忙期に比べると引越しをする件数が落ち着くので通常期になり、引越し料金も安くなります。しかし、ゴールデンウィーク中や土日は高めの引越し料金を設定している引越し業者もいるので、必ず相見積もりを取って料金とプランに含まれる基本サービスを確認し、比較してみましょう。
安い引越し業者を探すだけではなく、不用品を処分したり値引き交渉をしたりすることでより引越し料金を安くできる可能性があります。
関東で5月に引越しをするなら引越しバービィーがいいでしょう。土日や繁忙期にかかわらず予約ができるので安心です。また不用品の買取も行っているため、引越しの準備もスムーズに行えます。