3月の引越しはお得?世帯別の相場や費用を安く済ませるコツを徹底解説!
3月は4月の新生活に向けて、引越しをする人が多くなる時期です。引越し業者には依頼が殺到するため、1年で最も引越し料金が高くなります。
3月の引越し費用を少しでも安く済ませるためには、相場を把握し早めに行動することが大切です。この記事では、3月の引越し料金相場、引越し費用を安く抑える方法などを紹介します。3月に引越しを予定されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
3月の引越し料金相場は?
3月は引越しの繁忙期のため、ほかの月に比べて料金が高くなる傾向にあります。同じ3月でも週によって料金が異なり、また世帯数でも変わります。料金相場をしっかり把握して、どの時期に引越しをするのか検討しておきましょう。3月の引越し料金相場を、年間、月間、世帯人数別に紹介します。
3月の引越し料金相場【年間比較】
まず、3月の引越し料金相場はどれくらいなのか、ほかの月と比べてみましょう。
荷物の少ない 単身者 |
荷物の多い 単身者 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
1月 | 47,189円 | 64,776円 | 75,567円 | 93,538円 | 124,574円 |
2月 | 48,617円 | 62,694円 | 83,686円 | 100,637円 | 129,057円 |
3月 | 58,168円 | 87,643円 | 118,811円 | 153,053円 | 188,056円 |
4月 | 55,010円 | 81,943円 | 108,299円 | 127,782円 | 161,086円 |
5月 | 50,365円 | 66,955円 | 84,425円 | 104,215円 | 131,216円 |
6月 | 50,193円 | 63,121円 | 83,135円 | 97,903円 | 119,801円 |
7月 | 48,053円 | 67,773円 | 77,581円 | 104,334円 | 135,284円 |
8月 | 45,746円 | 58,447円 | 81,582円 | 93,941円 | 134,292円 |
9月 | 49,332円 | 59,896円 | 79,931円 | 100,672円 | 123,822円 |
10月 | 45,989円 | 62,489円 | 81,126円 | 101,707円 | 126,909円 |
11月 | 47,022円 | 56,935円 | 75,841円 | 109,692円 | 120,526円 |
12月 | 45,033円 | 64,202円 | 79,993円 | 98,735円 | 123,888円 |
やはり、単身者・家族とも3月の引越し料金が最も高くなっていることがわかります。荷物の少ない単身者の場合は12月が最も安く、2人家族の場合だと1月が最も安くなっています。
3月の引越し料金相場【月間比較】
3月の引越し料金相場を、上旬・中旬・下旬に分けて比べてみましょう。
3月上旬 | 3月中旬 | 3月下旬 | |
---|---|---|---|
荷物の少ない 単身者 |
46,700円 | 58,200円 | 88,000円 |
荷物の多い 単身者 |
55,500円 | 75,000円 | 106,300円 |
2人家族 | 90,000円 | 120,000円 | 150,000円 |
3人家族 | 110,000円 | 130,000円 | 170,000円 |
4人家族 | 117,000円 | 140,000円 | 195,000円 |
3月は中旬から下旬にかけて高くなっています。最も高い3月下旬は上旬に比べ、単身者・家族とも2倍近く高くなっているのがわかります。
3月の引越し料金相場【世帯人数別】
3月の引越し料金相場を、世帯人数と距離で比べてみましょう。上旬・中旬・下旬に分けて紹介します。
【3月上旬】
荷物の少ない 単身者 |
荷物の多い 単身者 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
~15km未満 | 33,240円 | 37,800円 | 75,000円 | 99,000円 | 105,000円 |
~50km未満 | 44,150円 | 47,500円 | 79,925円 | 110,000円 | 140,000円 |
~200km未満 | 54,500円 | 64,800円 | 139,000円 | 189,000円 | 151,000円 |
~500km未満 | 45,600円 | 90,000円 | 200,000円 | 273,000円 | 291,000円 |
500km以上 | 86,400円 | 110,000円 | 212,000円 | 280,000円 | 298,000円 |
【2月中旬】
荷物の少な い単身者 |
荷物の多い 単身者 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
~15km未満 | 40,500円 | 50,000円 | 90,000円 | 100,000円 | 104,000円 |
~50km未満 | 51,500円 | 57,000円 | 109,080円 | 140,000円 | 140,000円 |
~200km未満 | 70,000円 | 86,400円 | 140,000円 | 160,000円 | 195,000円 |
~500km未満 | 80,000円 | 112,500円 | 175,000円 | 270,000円 | 287,000円 |
500km以上 | 95,000円 | 150,000円 | 300,000円 | 409,000円 | 362,800円 |
【3月下旬】
荷物の少ない 単身者 |
荷物の多い 単身者 |
2人家族 | 3人家族 | 4人家族 | |
---|---|---|---|---|---|
~15km未満 | 54,000円 | 60,000円 | 110,000円 | 150,000円 | 159,000円 |
~50km未満 | 65,000円 | 75,000円 | 120,000円 | 161,000円 | 190,000円 |
~200km未満 | 97,000円 | 120,000円 | 200,000円 | 210,000円 | 271,080円 |
~500km未満 | 156,000円 | 156,000円 | 285,000円 | 300,000円 | 420,000円 |
500km以上 | 157,000円 | 195,000円 | 345,600円 | 420,000円 | 447,000円 |
単身者・家族とも、中旬から下旬にかけて距離が長くなるごとに料金が高くなっていくことがわかります。最も料金が高くなる下旬は、500km以上の遠距離になると、2人家族で30万円以上かかる場合があります。
3月はなぜ高いの?
3月の引越し料金が高くなることには、主に2つの理由があります。その理由を詳しく解説します。
新生活シーズン
3月から4月にかけては新生活をスタートさせる人が多いので、引越しの依頼も多くなります。そのため引越し料金が高くなるのです。
毎年引越しが集中し混雑する時期なので、国土交通省では経済団体などを通して、ピーク時期の引越しを避けるよう呼びかけています。引越し時期の分散によって、料金が安くなったり、予約が取りやすくなったりするので、引越しをする人にとってもメリットがあります。
近年は人手不足も
繁忙期である3月は引越しが集中するので人手不足になり、希望日に引越しができないケースがあります。このようなリスクを避け、引越しの時期を分散させるために、引越し業者の多くでは、繁忙期以外には割引料金を適用しています。
また人手不足が大きな課題になっていることを踏まえて、標準引越運送約款が改正されました。この改正により解約・延期手数料率が見直され、直前の解約・延期が抑制されます。この約款は見積書に提示されていますので、必ず内容を確認してください。
3月の引越しを少しでも安くするコツとは?
3月に引越しをする場合はどうしても割高になりますが、コツをおさえれば料金を少し安くできます。引越しをする前に、次に紹介するポイントをチェックしておきましょう。
不用品を処分する
不用品を処分して荷物を減らすのが、引越し料金を安くするポイントです。引越し料金は時期や距離、荷物の量によって決まります。荷物の量が多いと作業員の数やトラックのサイズなどが変わるため、料金が高くなります。
3月に遠距離の引越しをした場合、単身者で荷物が多い人と少ない人の料金は、約4万円の差が出ます。荷物を少なくするためには、引越しをするまで物は買い足さず、不用品は処分しておくとよいでしょう。
不用品は捨てるだけではなく、リサイクルショップで買取してもらう方法もあります。捨てる不用品に値段がつく可能性もあるので、リサイクルショップがあれば持ち込んでみましょう。宅配買取や出張買取サービスを行っているところもあります。近くに店舗がない方や時間がない方は利用してみましょう。
相見積もりを行う
複数の引越し業者に一番安い日で相見積もりを行うのがおすすめです。業者によって予約状況が異なるので、同じ日でも料金に差があります。数万円違うケースもあるため、相見積もりを行って料金を比較することが大切です。
また、インターネットの一括見積もりサービスを利用するのもよいでしょう。一括見積もりサービスでは、情報を入力するだけで複数の業者へ見積もりを依頼できます。
3月は最も引越しが多い時期のため、予約が早く埋まってしまうケースがよくあります。そのため一社ずつ問い合わせると時間や手間がかかり、非効率的です。一括見積もりでは手間がかからず、簡単に複数の業者の比較ができます。
土日・祝日を避けて平日に行う
土日や祝日、午前中の引越しも料金が高い傾向にあります。ほかの月でも引越し依頼が集中する土日・祝日は料金が高く、繁忙期である3月はさらに割高になります。そのため、平日を選ぶと費用が抑えられます。
時間帯によっても料金に差があり、単身者・家族とも引越し依頼の多い8時頃は高めになっています。料金の安い時間帯は単身者の場合は17時頃、家族の場合は19時以降となっています。
また、引越し料金を抑えるには、時間指定しないのもポイントです。引越し業者の都合のよい時間帯にすると、料金を安くしてもらえる可能性があります。
3月上旬に引越しする
3月は中旬から下旬にかけて料金が高くなります。そのため3月に引越しをするなら、最も料金が安い上旬で、土日以外の平日を選びましょう。
全日本トラック協会のホームページでは、毎年3月の引越し混雑予想カレンダーを公表しています。混雑が予想される日付がわかりやすく掲載されていますので、早めに確認しておくことをおすすめします。
もし時期をずらせるなら、3月よりも4月に引越したほうが料金を抑えられます。ただし4月初旬は3月と同様に混雑するので、繁忙期が終わる中旬以降にしましょう。
3月の引越しで注意すべきこととは?
引越しの際にはさまざまな手続きを行う必要があります。引越し業者の予約だけではなく、役所での手続きや、インフラの手続きなども行わなくてはなりません。繁忙期である3月はさまざまな手続きで混雑が予想され、引越しがスムーズに行えない可能性もあります。
3月の引越しは、できるだけ早く行動することがポイントです。混雑を避けて早めに引越しを済ませれば、手続きもスムーズに行えるでしょう。ここでは、3月の引越しで注意すべきことを詳しく紹介します。
業者が手配できない可能性も
3月は引越し業者の予約が取りにくく、物件は決まっているのに業者が手配できないケースが起きがちです。そのため引越し先は早く決めておき、その後すぐに引越し業者を探しましょう。多くの引越し業者では3か月前から予約が可能です。早めに見積もりを依頼し、遅くとも2か月前には予約しておくことをおすすめします。
1か月を切ってしまうと、なかなか予約が取れないことがあります。予約が取れずに焦って、高額な見積もりを出す業者に依頼してしまうケースもあるため、余裕をもって業者選びをしましょう。
役所も混雑している
3月は転出・転入の手続きをする人が多いため、役所は混雑しています。担当者も忙しく、役所で長時間待たされるケースもあります。
転出届の手続きは引越しの2週間前から可能なので、役所が混雑する3月を避けて早めに引越しをすることをおすすめします。また、転入届は引越しをしてから2週間以内に手続きが必要です。その場合も、3月は役所が混雑し手続きに時間がかかるケースが予想されます。できれば早めに引越しをしたほうがいいのですが、3月にしか引越しができない場合は、役所での手続きに時間がかかることを覚悟しておいたほうがよいでしょう。
仕事などの都合でどうしても時間が取れない方は、代理人に転出・転入の手続きを行ってもらうことも可能です。委任状が必要になるので、自治体のホームページで確認してください。
ガスなどのインフラ開通手続きも遅れる可能性
3月は電気・ガス・水道などの手続きも混雑するので、開設が遅れる可能性があります。電気や水道は事前に手続きを済ませていれば、入居後にすぐ使えます。ただし、ガスの利用開始の際には立ち会いが必要です。引越しシーズンの3月から4月は手続きが混み合うので、希望日に予約が取れないことがあります。余裕をもって早めに予約を入れておきましょう。
インターネットの場合、混雑する時期には手続きから工事までに1か月ほどかかります。そのため、可能な限り早く手続きしておくとよいでしょう。固定電話を移転する場合も、早めに手続きを行ってください。
物件選びに時間がかけられない可能性も
新生活をスタートさせるため、2月頃から部屋探しをする人が多くなります。繁忙期は物件数も多く、希望にあった部屋を探せる可能性が高まります。しかし、いい物件は早めに決まってしまい、3月後半になると希望の物件が見つからないケースもあります。また、不動産会社を訪れる客が多い時期なので、じっくり時間をかけて物件を探せない可能性もあります。そのため、物件選びも余裕をもってなるべく早く行いましょう。
進学の場合、進路が決まらないので引越し先を決められない場合もあります。このような場合は、候補となるエリアや家賃の予算など優先順位を決めて、不動産会社に相談してみるとよいでしょう。
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まとめ
3月は引越しが集中するため引越し業者の予約が取りにくく、料金も高めです。どうしても3月に引越しをするなら、上旬を選ぶとよいでしょう。繁忙期の中では比較的料金が安く抑えられます。また土日・祝日を避けて時間指定なしにするのもポイントです。役所やインフラの手続きも早めに行いましょう。
3月の引越しは料金相場をしっかり把握し、なるべく早く行動するのが料金を安く抑えるコツです。不用品も処分し、新生活をスムーズにスタートさせてください。