引越しで家具・家電のみ運んでもらえる?費用や処分する場合の方法
引越しで家具・家電を運ぶのはとても大変な仕事です。一人暮らしや家族構成によっても運ぶ量は変わり、一般的に家族が多いほど運び出す家具・家電は量が多く、サイズが大きくなります。この記事では、引越しの際に運ぶ家具・家電の費用や処分する方法について詳しく説明していきます。荷造りから引越しが完了するまでには、なにかと費用がかかるものです。引越し費用や家具・家電の処分費用をおさえたい方や処分する方法がわからず悩んでいる方は、参考にしてください。
目次
引越しのとき、新居に必要な家具・家電は?
引越しをきっかけに、家具・家電を新しく買い換えようと考える方は多いでしょう。引越し費用と共に予算を立てて、予算に合う家具・家電を探します。
新居に必要な家具・家電は具体的にどのような物でしょうか。
・生活をするのに重要な家具:テーブル・ベッドや寝具・タンスなどの収納家具
・生活をするのに重要な家電:冷蔵庫・掃除機・レンジ・テレビなど
すべて新しく買い換えなくても、まだ使える物は新居でも引き続き使用しましょう。
一人暮らしスタートや結婚などで新生活を始める方で、一から家具や家電をそろえなければならない場合は、家電量販店で新生活向けのセット家具・家電がおすすめです。
引越しで家具・家電のみ運んでもらうことはできる?
引越し業者に依頼する場合、家具・家電のほかに食器や洋服などの細かいものもすべてお任せするのが一般的です。しかし、なかには食器や洋服などは自分たちで梱包して運び、大型の家具・家電だけを引越し業者に依頼できる場合もあります。引越し業者によっては、大型の家具・家電のみを依頼できるお得なパックプランもあるので探してみましょう。また大型の家具・家電を、運送業者へ依頼して運んでもらう方法もあります。旧居から新居までの距離が遠い場合や家具・家電1点だけ運んでほしい場合は、運送業者を利用すると費用を抑えられることもあります。どちらを選ぶかは見積もりをとり、費用を比べて選ぶとよいでしょう。ただし、運送業者へ依頼する場合は引越しではなく宅配として運送されるので、梱包や設置ができないことがあります。梱包や設置を自分で行うのが難しい方は、引越し業者へ依頼しましょう。
引越バービィのおすすめプラン
引越バービィはすべてのお客様に合わせたプランを提供しています。価格重視のセルフプランは「小物の荷造りや荷ほどきは自分でやりたいけれど、その他家具・家電の運搬や設置はお任せしたい」という方にピッタリのプランです。一人暮らしや単身赴任など単身者の引越しは、なるべく自分たちの力で行って、引越し費用を抑えたい方も多いでしょう。もちろん家族で引越しをする場合でも、費用をおさえるプランとして利用できます。ホームページから無料で見積もりを依頼できるので、気軽に相談してみましょう。
家具・家電の引越し費用の相場は?
冷蔵庫のみの引越し費用
冷蔵庫は小型でも重量があるので、一人で運ぶのは難しいでしょう。通常期の都内への引越しで一般向けの冷蔵庫を運搬する場合、引越し業者・運送業者共に8,000円~20,000円程度かかります。相場に大きく差があるのは、引越しの予定日や業者側のスケジュールなどで見積もりに違いが出てくるからです。単品での引越しでも複数の業者に見積もりを出してもらい、比較・検討する必要があります。冷蔵庫は80リットル~200リットルまでとサイズに幅があるので、サイズを確認してから見積もりを出してもらいましょう。
小型の冷蔵庫なら、単身パックのプランを利用するのがおすすめです。大手の引越し業者や運送業者なら単身者向けのお得なプランがあり、ボックス単位での運送が可能です。サイズもS・Lと選べたり、もともとゆとりあるサイズ設定だったりして、なかには3ドアの冷蔵庫も運べる場合もあります。この場合もまずは見積もりをとり、比較してから業者を決定するようにします。
冷蔵庫は引越しの日までに中身を空にする必要があるので、早めに準備をしましょう。
ベッドのみの引越し費用
ベッドのみ運搬を依頼する場合は、ベッドのサイズによって料金が変わってきます。通常期の都内への引越しで、シングルサイズのベッドを運搬する場合の費用相場は、引越し業者は約10,000円~、運送業者は約5,000円~になります。冷蔵庫に比べると割安に感じますが、ベッドの引越し費用には解体費用・組み立て費用5,000円~10,000円が別途発生します。
引越しをする際は、トラック1台をチャーターするのが基本です。マットレスや布団がある場合、トラックに乗り切れば基本料金が変わることはありません。しかし、ベッドの重量がある場合や、マットレスや布団が乗り切らない場合は、チャーターするトラックのサイズが変わり費用が変動します。「基本料金+解体・組み立て費用+オプション費用」と考えましょう。業者によっては解体・組み立て費用が無料なところもあるので、数社に見積もりや費用の相談をして、比較・検討してください。
解体できないベッドはそのまま運ぶことになるので、自分のベッドが解体できるのか確認も必要です。また新居の階段・通路・エレベータなどを通れないベッドは吊り上げ作業が必要になるので、事前に確認しておきましょう。
ソファのみの引越し費用
ソファのみを運搬する場合、二人掛けソファの一般的な相場は、引越し業者では約8,000円~、運送業者では約5,000円~です。ベッド同様に、ソファが新居の玄関・廊下・通路・階段に入るかを確認しておきましょう。通れない場所がある場合、吊り上げ作業(手吊り)になり、追加の費用がかかります。引越し当日に搬出・搬入できないことがわかっても、すぐにクレーンを用意できるとは限りません。ソファだけ後日搬出・搬入になります。大型のソファを運ぶときは、特に問題なく搬出・搬入できるかを確認する必要があります。
またソファの設置場所が決まっていないと、あちこち移動させる手間と移動のための追加料金が発生する可能性があるので、あらかじめ決めておきましょう。追加料金が発生して見積もりが高くなるのであれば、ソファを処分して新しく買い換えた方が費用がおさえられるケースもあります。
事前に寸法を測り、簡単な設置図をメモしておくと計画が立てやすく、引越し業者へ説明が確実に伝わり、段取りよく進みます。準備をしっかり行い、希望通りの場所に置いてもらえなかったなどのトラブルにならないように気を付けましょう。
その他の家具・家電の引越し費用
その他の家具や家電の引越し費用相場も紹介します。
タンスやチェストは、引越し業者は約8,000円~、運送業者は約2,000円~が相場になります。タンスやチェストは、運搬する際に中身が入っていてもよいか、空にした方がよいか確認します。業者によって対応が違うので、依頼する業者に合わせて中を取り出す必要があります。
本棚のみを運搬する費用は、引越し業者約8,000円~、運送業者約7,000円~が相場です。本を入れたままだと下落してケガの原因になる恐れがあるので、すべて出し、ダンボールに入れて別に運搬します。そのため、別途ダンボールの用意が必要です。
引越しで不要な家具・家電の処分方法と費用相場は?
引越しで不要になった家具・家電は処分が必要です。しかし、大型の家具・家電は一般ごみとしては出せないので、自治体の規則に従って処分しなければなりません。家具・家電の処分方法と処分するのにかかる費用の相場を確認しておきましょう。
粗大ごみに出す
大型の家具・家電を処分するには、粗大ごみとして回収してもらえます。ごみ収集センターへ回収の申し込みをして、日時を予約します。自治体指定のごみ処理券を購入して不用品に貼り付け、指定の場所へ運び出しておくと、回収に来てくれます。ごみ処理券は自治体やごみの種類で金額が違いますが、相場は数百円~数千円がほとんどです。家電リサイクル法があるので、家電を処分する際には注意が必要です。テレビ・冷蔵庫・エアコン・洗濯機はリサイクル家電なので、購入した電器店やメーカーに回収してもらいましょう。これらを回収する際には、リサイクル料金が発生します。費用はメーカーによって異なるので、回収依頼する際に確認しましょう。
リサイクルショップで売却する
不要になった家具・家電で状態のよいものや使用年数が短いものは、リサイクルショップで売却すると、費用がかからずに処分できるのでおすすめです。買取相場はピンキリですが、人気があるもの、機能性やデザイン性が高いものは高値で買取りしてもらえる可能性があります。新しい持ち主の元で使用してもらえば、ごみの削減にもつながります。
店舗へ運ぶのが大変な大型の家具などは、出張買取を利用するのがよいでしょう。搬送する手間が省けるだけではなく、日時などの指定もできるので、引越しの準備で忙しくても余裕を持って処分できます。
業者に回収してもらう
不要になった家具・家電は、不用品回収業者に依頼して回収してもらう方法もあります。運ぶのが大変な大型家具や家電でも、不用品回収業者へ依頼すれば家まで来て回収してくれるので、手間と労力をかけずに処分できます。急いで処分したい場合は、即日対応してくれる業者もいるので相談してみましょう。しかし、中には許可を得ずに回収している悪徳な業者もいるので、業者選びには十分に注意が必要です。
費用相場は業者によって幅があるので、契約前に見積もりをとることをおすすめします。
家具・家電の引越しを安くおさえるには?
家具・家電の引越し費用はできるだけ安くおさえたいものです。引越し費用が安くおさえられれば、新居で使うカーテンやベッドカバーを新調したり、生活必需品にお金を回したりできます。引越し費用を少しでもおさえて、ゆとりある新生活をスタートさせましょう。
自分で引越しを行う
引越し費用をおさえる有効な手段は、業者には依頼せず自分で引越しを行うことです。一人暮らしや単身赴任などの単身者であれば、引越しを手伝ってくれる人手と搬送する車両を確保できれば、個人で引越しを行うことが可能です。車をレンタルする費用や手伝ってくれたお礼の費用程度で出費がすむので、業者に引越しを依頼するよりも費用をおさえられるでしょう。
ただし、重い家具や家電を運ぶにはかなりの労力と手間がかかりますし、運搬中に事故や破損が起きた場合にも補償がありません。自力で引越しを行うことには、リスクが伴うことを心得ておきましょう。
格安の引越し業者を選ぶ
個人で引越しをするのが難しい場合は、依頼する引越し業者を徹底的に比較して格安の業者を探すのが費用をおさえるポイントになります。引越し業者を一括見積もりできるサイトを利用すれば、手間なく複数の業者の見積もりを比較・検討できるのでおすすめです。しかし、あまりにも引越し費用が安い場合は、後から追加料金が加算される可能性もあるので、慎重に選ぶ必要があります。
家具・家電の引越しにおける注意点
家具・家電の引越しにおける注意点はいくつかあります。事前に知っておくことでトラブルを回避できるので、確認しておきましょう。ネットの情報サイトやクチコミなどで、引越しに関する情報をチェックしておくのもおすすめです。
回収業者は許可を得ている業者を選ぶ
家具・家電を処分する際には、民間の回収業者を選ぶ場合もあります。民間業者の中には、自治体から回収許可を得ていない悪徳な業者もいます。不法投棄や後から追加料金を取られるなどのトラブルになりかねないので気を付けましょう。「一般廃棄物処理業」の許可を得ている優良な回収業者を選んで、自治体の規則に従って正しく処分しましょう。
搬入や搬送の際のキズや破損
引越しの際に注意したいのが、家具・家電を搬入・搬送する際のキズや破損です。搬入・搬出の際には業者が壁や床を養生(保護材で壁や床をカバーすること)しますが、手が滑って落としたり、誤って壁にぶつけてキズを付けてしまったりする可能性もあります。引越し作業中にできたキズや破損は業者側の責任になり、運送業者貨物賠償責任保険によって補償を受けられます。
ただし、補償を受けるには業者側の過失を証明しなくてはいけません。家具・家電・壁や床にキズが作業前からあったと主張されてしまっては、証拠がない限り責任を追及できません。最悪の場合は泣き寝入りになってしまいます。そうならないために、作業開始前の時点でキズや破損がないことを証明できるような写真を撮っておくと安心です。
もしもキズを見つけたら、すぐに業者に確認しましょう。時間が経てば経つほど補償を受けにくくなってしまいます。引越しの当日か翌日までには申し出るのが理想です。
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家具・家電の引越しなら、引越バービィにおまかせください。引越バービィはお客さまのニーズに合わせた引越しプランを揃えています。引越しのことならなんでもご相談ください。スタッフ一同親切丁寧な対応で引越しのサポートをいたします。
小物の荷造り、荷ほどきは自分で行って、家具の搬送だけをまかせたい方には「価格重視のセルフプラン」、荷造り荷ほどき運搬・設置すべてまかせたい方には「スタンダードプラン」、すべてをおまかせしたい方には「忙しい方への丸々おまかせプラン」がございます。どのプランも無料で見積もり可能ですので、お気軽にお問い合わせください。見積もりは電話・インターネット・LINEで申し込みができます。
まとめ
引越しの際に、家具・家電の運搬のみを業者に依頼することは可能です。自分でできることは自力で行い、無理なく引越し費用をおさえられれば、新生活でのゆとりが生まれます。運ぶ家具・家電が1つだけの場合は、引越し業者へ依頼するよりも運送業者へ依頼する方が価格が低い場合もあります。それぞれの業者に一から見積もりを依頼するのは時間がかかるので、一括で複数の業者に依頼できる専門のサイトなどを利用して、自分に合った引越し業者を見つけましょう。