引越しは自分でできるの?業者とどっちがいい?必要なものや注意点も解説
多くの人が引越しをするとき引越し業者に依頼しますが、タイミングによっては繁忙期にあたり、相場よりも費用がとても高くなってしまうケースもあります。引越しは、レンタカーなどを借りて資材を準備すれば自分で行うこともできます。
自分で引越しをする場合と業者に依頼した場合の比較や、自分で引越しをするメリットやデメリット、さらにどんな準備をすればいいのかなど詳しく紹介します。
これから引越しの予定がある人はぜひ参考にしてください。
目次
引越しは自分でできる?業者との比較
引越しを自分でする場合、引越し業者に依頼するよりも安い費用で済むケースが多くあります。引越し業者が忙しい時期に引越ししたいときでも、相場より高い料金を支払う必要はありません。また引越しをする日や時間などのスケジュールも自由に決められるので便利です。
ただし、レンタカーや段ボールなどを自分で手配し、荷造りや家具の養生なども自分で行わなければいけません。荷物の搬出や搬入で家屋が破損しても補償などがない点も注意が必要でしょう。
引越し業者を使う場合 | 自分で引越しをする場合 | |
---|---|---|
費用 | 高い | 安い |
手間 | 手間がかからない | すべて自分で行う |
自由度 | 希望する日時が取れないことも | いつでもOK |
安全性 | 安心できる | 補償はなし |
引越しを自分で行うメリット
料金を安く済ませられる
自分で引越しをする一番のメリットは、費用を安く抑えられることです。引越し業者に依頼した場合と自分で引越しをする料金を単身の引越しで見てみましょう。
・移動距離10km程度の場合
自力の引越し 約15,000円
引越し業者 約21,000円
・移動距離30km程度の場合
自力の引越し 約19,000円
引越し業者 約24,000円
・300km以上など長距離の場合
自力の引越し 約58,000円
引越し業者 約58,000円
長距離の引越しになると、自力でも業者に依頼してもそれほど料金に差がありませんが、近距離、中距離の引越しの場合は、自分で引越しをした方が安く済みます。
スケジュールの自由度が高い
自分で引越しをする場合は、スケジュールを自由に組めます。引越し業者に依頼すると、曜日や時期によっては、希望する日にちが空いていなかったり、時間をずらさなければいけなかったりすることがあります。
また、前の引越しに時間がかかったり、交通事情が悪かったりして約束の時間を大幅に過ぎてから業者が作業に来るケースもあります。
自分で引越しをすれば、スケジュールは自由に組めるので日にちや時間の制限がありません。
業者とやり取りする手間がない
自分で引越しをするなら、引越し業者とのやり取りは発生しません。見積もりを取ったり、引越しの数日前に段ボールやガムテープなどを受け取ったり、引越し後に使い終わった段ボールを引き取りに来てもらったりする手間がかかりません。引越し業者を待って自宅に待機する必要もありません。
忙しくて引越しの前後に時間を取るのが難しい場合や、業者が自宅に入るのが嫌な人は、自分で引越しをする方がストレスが少ないでしょう。
引越しを自分で行うデメリット
家具の破損などの恐れがある
引越しを自分で行うと、家具を搬出したり搬入したりするときに破損してしまう恐れがあります。引越し業者は日頃から大型の家具などの取り扱いに慣れていますが、自分で引越しをする場合は養生の仕方や運び方などがわからないことも多いので、ドアや壁にぶつかってしまい、家具だけではなく部屋を傷つけてしまうケースもあります。
賃貸物件の場合、退出するときに大家さんや管理会社立ち会いのもと、入居している間に部屋に傷がついていないかチェックを行います。大きな傷や目立つ傷があった場合、修理費用を請求されることもあります。
準備に時間がかかる
自分で引越しをする場合は、すべての作業を自分で行わなければいけません。荷造りはもちろん、不用品の処分、運搬など、引越し業者が行えば手際よく済ませられるものも、慣れない個人がやるので時間がかかります。
また体力的にも大きな負担があります。食器や書籍類、大型の家電や家具などもすべて自分で家から運び出し車に乗せて、新居に運び入れなければいけません。女性やお年寄り、体の弱い人などにはかなり大変な作業になります。
レンタカーの手配や資材準備などの手間がかかる
自分で引越しをする場合は、レンタカーを手配し、段ボールやガムテープ、養生のための資材などもすべて自分で揃える必要があります。あらかじめ荷物がどのくらいになるのかを想定して、すべて積み込める大きさの車を手配しなければいけません。2t以上のトラックは普通免許では運転できないので注意が必要です。
段ボールは、近くのスーパーやドラッグストアなどに足を運んで不要になったものを譲ってもらい、持ち帰るなどの準備作業も必要です。
引越しをする前に必要なものは?
①段ボール
引越しに必要な段ボールを揃えましょう。単身の引越しなら10~15枚ほど、家族の場合なら30~80枚程度が目安です。荷物が多い場合の引越しは、それ以上の枚数を用意しておく方が安心です。近くのスーパーやドラッグストアでもらってくるか、ホームセンターやインターネットの通販で購入してください。
また、ガムテープや壊れ物を包むための新聞紙・梱包材なども準備しておきましょう。
②レンタカー
レンタカーの手配をしましょう。段ボールなどは自家用車でも運べますが、冷蔵庫や洗濯機などの大型の家電やベッドなどはトラックがないと運べません。単身の引越しなら軽トラックで足りますが、ダブルベッドがある場合や家族の引越しの場合は、もっと大きなトラックを手配する必要があります。
レンタカーの料金相場は、ハイエースの場合6時間で約10,000円、12時間約12,000円、24時間で約14,000円です。引越し作業が長引いてレンタル時間を超過すれば、それだけ延長料金がかかります。
③作業を手伝ってくれる人
引越しを自分でする場合、1人ではすべての作業をこなすことは難しいでしょう。引越しを手伝ってくれる人を確保しなければいけません。家族や親戚、友人などに早めに声をかけて、引越し当日に手伝いに来てもらうよう頼みましょう。
手伝いに来てくれた人には、お礼をかねて食事をご馳走したり多少のお金を包んで渡したりするのが礼儀です。
引越し当日に必要なことは?
引越し当日は、荷物の搬出や搬入だけでなくやることがいろいろあります。リストを作っておき、連絡しなければいけないところなどは早めに連絡して引越し当日のスケジュールを組んでおくといいでしょう。
・電気・ガス・水道会社に連絡する
電気やガス、水道などは引越しをする直前まで使うものです。引越しの日が決まったら、各会社に連絡して引越し当日まで使えるようにしてもらうことと、料金の精算をしましょう。立ち会いが必要なものは基本的にありませんが、引越し当日に料金の徴収があることもあります。事前に確認してください。
・管理会社に鍵を返す
荷物をすべて運び出してから、不動産管理会社または大家さん立ち会いのもと、部屋の中を確認し鍵を返します。入居時にはなかった傷などがあった場合は、敷金から修理費を請求される場合があります。
自分で引越しをする際の注意点は?
①冷蔵庫や洗濯機の水抜きをする
冷蔵庫や洗濯機は、引越しの前日までに水抜きをしましょう。冷蔵庫や洗濯機の中には水が残っている場合があり、水抜きをしないと運送中に水が漏れてほかの家具や荷物が濡れてしまうことがあります。
水抜きの方法はメーカーや製品によって違うので、説明書で確認して行ってください。
②段ボールは下に重いものを置く
段ボールを車に積むときには、重いものを下に、その上に軽いものを置きましょう。重いものを上に重ねてしまうと、破損や荷崩れが起きる場合があります。食器など壊れやすいものは、段ボールの外に中身を書いてわかりやすくしておくと、トラックに手際よく積み込めます。
③大型の家電や家具は最後に積む
車に荷物を積み込むときは、段ボール、小型の家具や家電などを先に積んで、最後に大型の家具や家電を積むようにしましょう。新居に運び入れる際に、大型の家具や家電を最初に運んだ方が、スムーズに搬入が行えます。車に積む荷物の順番は、新居での引越し作業に大きく影響するので、よく考えて行ってください。
自分だけでは限界がある!業者に依頼する方がいいケース
自分で引越しはできますが、引越し業者に依頼した方がいいケースもあります。以下にあげるケースは、自分で引越しをするよりも引越し業者を使った方が、コスパもよく楽に行えるでしょう。
家具が多い
タンスやダッシュボード、食器棚など、大型の家具が多い家庭は、引越し業者に依頼した方がいいでしょう。大型の家具を運ぶ際の養生や搬出は、慣れていない人が行うと、家具や部屋を傷つけてしまう恐れがあります。
2階から運び出さなければいけない場合などは、大型家具を抱えて足元が見えない中、階段を降りて搬出するので危険も伴います。このようなケースは、大型の家具や荷物の運搬に慣れている引越し業者に任せた方が安心です。引越し業者のプランの中には、大型の家具や家電だけを運ぶプランなどもあるので、検討してみてください。
マンションで禁止されている
集合住宅に住んでいる場合、荷物を建物から運び出すときにガラスを割ってしまったり、下の階にものを落として住民に怪我をさせてしまったりする可能性もあるので、マンションによっては規約で自分での引越しを禁止しているところもあります。
また、引越し作業のために1台のエレベーターをずっと占領してしまうことも考えられます。まずはマンションの規約を読んで、自分で引越しできるかどうか確認してみましょう。禁止されていない場合でも、エレベーターを使って引越し作業を行う場合は、あらかじめ管理人や管理組合などに申し出ておく方が安心です。
人手が足りない
自分で引越しをするときに手伝ってくれる人が集まらない場合は、自力での引越しは難しいので、業者に依頼しましょう。大型の家具や家電を運ぶことを考えると、最低でも男性2人は必要です。
関東で引越しをするなら引越しバービィー
関東で引越しをするなら、引越しバービィーがおすすめです。引越しに必要な段ボールは無料で提供してくれます。また、食器棚や本棚の解体や組み立てなども行ってくれるので手間が省けます。
荷物の運搬や設置だけを頼めるセルフプランや、荷ほどきだけ自分で行い、荷作りと荷物の運搬や設置を依頼するスタンダードプラン、荷作りから運搬・設置・荷ほどきまですべてを任せられる丸ごとお任せプランなど、プランも充実しているので、自分の都合に合わせて選べます。
まとめ
自分で引越しをすることは可能です。車や資材の手配なども自分で行う必要がありますが、引越し業者に依頼するよりも安い費用で済ませられる場合が多いことがメリットです。また、スケジュールも自由に組めるので、引越しをしたいタイミングで移動できます。
しかし、引越し業者に依頼した方がいいケースもあるので、自分で引越しをするのが難しいと思ったら業者を使いましょう。引越しバービィーならさまざまなプランがあるので、自分に合ったプランを選んで引越しができます。